朝は「おはよう!みんな元気?」
リビングのテーブルの上のメダカちゃん達にまず挨拶します。
小さなメダカちゃん達にこんなに癒されるなんて――
そんな思いで、私は毎日、リビングのテーブルの上に置いた小さな金魚鉢を眺めています。
このメダカたちは、娘が買ってきてくれたものです。
小さな体で一生懸命泳ぐ姿、えさを見つけてすばやく口に運ぶ姿がとても愛らしくて・・・
すっかり夢中になってしまいました。
私の飼い方
今の私の飼い方は、とてもシンプルです。
テーブルの上に小さなガラス鉢を置き、底に水草と小さな砂利を敷いています。
えさは朝と夜にほんの少しあげます。
メダカは餌を見つけると、いち早く食べに来ます。
見つけた子から水面に上がってくるので、みんなが餌を見つけるまでみています。
慣れてくると、私が近づいただけで水面に寄ってくるようになり、その健気さに胸がきゅんとします。
最も大切にしていること
なにより大切にしているのが、水のことです。
メダカにとって水は命そのものです。
だからこそ、私は水道水を使っていません。
幸いなことに、私の家は自然の水を汲み取ることが出来ます。
おかげで、メダカの動きがいきいきとし、まるで「ありがとう」と言っているかのように見えます。
メダカたちと一緒に感じる季節の移ろい
季節の移ろいを、メダカたちと一緒に感じるのも楽しみのひとつです。
水草が芽吹いたり、夏は日差しの下で水面がキラキラと輝きます。
秋は落ち着いた雰囲気の中でのんびり泳ぎ、冬は水温に気をつけながら静かに過ごします。
小さな金魚鉢のなかに、まるで季節の便りが届くようです。
癒しを貰って・・
リビングの真ん中に金魚鉢を置いていると、家族や来客との会話にも自然とメダカの話題が出ます。
「かわいいね」
「見てると飽きないね」
と言われると、なんだか嬉しくなって、「この子たち、今日も元気なのよ」と
話す私も、すっかり飼い主気分です。
終わりに
88歳の今だからこそ、小さな命とのふれあいが、こんなにも豊かな気持ちを運んでくれるのだと
実感しています。
静かに、穏やかに、そして優しく。
リビングのテーブルの上で、メダカたちと過ごす時間は、私にとってささやかな幸せのしるしです。
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