ペットボトルのふたが開かない…私のちょっと悲しい体験
先日、主人と二人でお出かけをした時の事です。
私は本が大好きなので、いつも本屋さんに立ち寄ります。
本屋さんの静かな雰囲気の中で、ゆっくりと本を眺める時間は、私にとってささやかな
楽しみのひとつです。
ところが、その日は少し歩いたせいか、喉がとても渇いてきたのです。
そこで、本屋さんの近くのコンビニで、冷たいお茶のペットボトルを1本買いました。
冷たくて、緑のラベルが目に優しく、
「わ~きっと美味しいに違いない」
と思ってウキウキしながら開けようとしました。
でも……そのふたが、どうしても、どうしても開かないのです。
どんなに力を込めても、蓋は回らない・・・。
何度頑張ってみてもびくともしません。
私は若い時から、握力がとても弱いのです。
その上年齢を重ねて、ますます力は弱くなっています。
だんだん不安な気持ちがこみ上げてきました。
「誰かに開けてもらおうかな……でも、誰に頼めば?」
「頼むの恥ずかしい・・・」
「絶対イヤ!」
知らない場所で、誰にも頼れず、ペットボトルを握ったまま立ち尽くしてしまいました。
ほんの少しのことなのに、とても悲しくなってしまいました。
発見!手のひらを水で濡らすと
とても哀しい気持ちのまま、洗面所に向かいました。
手を洗った後、手のひらが湿ったままの状態でペットボトルを持ったのです。
そして、ペットボトルの蓋をねじってみたのです。
すると・・・あら不思議!
あんなに開かなかった、ビクともしなかったフタが、スルッと回ったのです!
「えっ、こんなに簡単に!?」と驚きました。
そのとき私は、
「手のひらを水で少し濡らすと、フタが開けやすくなる」
ということに気づいたのです。
手のひらがしっとりすると、すべりにくくなり、
力がペットボトルのふたにうまく伝わるようになります。
乾いた手よりも、ほんの少し水気がある手の方が、グリップが効くのでしょう。
外出先でも大丈夫。水はどこにでもあります
この方法の何よりの良いところは、どこでもいつでも実践出来るということです。
特別な道具はなにも必要ありません。
街の中には、たいていどこにでも洗面所があります。
駅、デパート、スーパー、公園、図書館、病院……
どこかにお手洗いがあり、そこで手を少し濡らすことができます。
私は手を濡らしたあと、軽くハンカチで水気を取ってからペットボトルを持つようにしています。
「しっとり」くらいがちょうどいいのです。
力を入れるコツは、手首をしっかり固定して、ゆっくりと回すこと。
手のひらが滑らないだけで、持てる100%の力が使えます。
道具がいらない、どこでもできる、誰にでもできる–
こんなに簡単な方法があるのに、今まで知らなかったのがもったいないくらいです。
88歳、ちいさな工夫で「最強」に!
あのとき、フタが開けられなくて泣きそうになった私が、
今では「もう大丈夫よ!」と笑って言えます。
小さな発見ですが、私にとっては大きな自信になりました。
88歳になっても、まだまだ新しい工夫を見つけることができます。
そしてそれが、暮らしの中の小さな「困った」を解決してくれることもあるのです。
もし、あなたやご家族がペットボトルのフタが開かずに困っていたら、
ぜひこの方法を教えてあげてくださいね。
「手のひらを水で少し濡らしてから開けてみて!」
そう伝えるだけで、笑顔がひとつ増えるかもしれません。
これからも私は、日々の中で見つけた小さな工夫や気づきを、
このブログで少しずつ綴っていきたいと思います。
どうぞ、これからもよろしくお願いいたします。
終わりに
88歳を迎えます。楽しいと思える事をやる、そして小さな暮らしの工夫が好きです。
「年齢に負けず、元気に楽しく」過ごす日々のヒントを綴っていきます。
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