スーパーでよく見かける豆苗(とうみょう)。
お手頃価格で栄養も豊富、炒め物やスープに使いやすいので、私の台所でも
よく登場するお野菜です。
でも実はこの豆苗、一度で食べきってしまうのはもったいないんです。
根っこがついたまま売られているので、ちょっとお水をあげるだけで、また新しい芽が
ぐんぐん伸びてきます。
うまく育てれば、なんと3回も楽しめるんですよ。
今日は、私がふだんしている「豆苗を3度育てて美味しくいただく方法」をご紹介します。
ちょっとした手間で、毎日の食卓が少し楽しくなる——そんなお話です。
目次
- 1. 豆苗を買ったら、まず「根を残して切る」
- 2. 水につけて再生スタート!
- 3. 1回目の再収穫は5〜7日後
- 4. 2回目、3回目まで育てられる!
- 5. 育て終わったら「ありがとう」と土へ返す
- まとめ:豆苗は小さな「育てる野菜」
1. 豆苗を買ったら、まず「根を残して切る」
スーパーで豆苗を買ってきたら、まず袋から出して、葉と茎の部分を料理に使います。
このとき、根元から2〜3センチ上を残してカットするのがポイント。
根がしっかりしていると、再生しやすくなるんです。
切った豆苗は、さっと洗って炒め物やおひたしに。
シャキシャキの歯ごたえと、ほんのり豆の香りがして美味しいですよね。
私はごま油でさっと炒めて、塩をふるだけのシンプルな一皿がお気に入りです。
2. 水につけて再生スタート!
切り取ったあとの「根付きの豆苗」は、捨てずに清潔な容器に入れて水栽培します。
私の場合は、浅めのタッパーや空き容器を使っています。
- 容器に1〜2センチくらい水を入れる
- 直射日光は避け、明るい窓辺に置く
- 毎日1回は水を交換する(夏場は朝晩がおすすめ)
これだけで、数日後にはちょこんと新芽が出てきます。
成長が早くて、毎日見るのが楽しみになるくらいです。
3. 1回目の再収穫は5〜7日後
新芽が10〜15センチくらいまで育ったら、いよいよ再収穫。
同じく根元から2〜3センチを残して切ります。
そのまままた水につけておけば、2回目の成長が始まります。
1回目に比べて、少し成長スピードがゆっくりになることもありますが、根が元気なら
まだまだ育ちます。
私は、再収穫後はスープに入れたり、ラーメンのトッピングにしたりして楽しんでいます。
4. 2回目、3回目まで育てられる!
再生栽培は、3回目くらいまでが目安です。
だんだん茎が細くなり、葉が小さくなってきたら終了のサイン。
それでも、3回も楽しめると思うと、なんだかお得な気持ちになります。
育てている間は、朝起きて窓辺をのぞいて「今日はどれくらい伸びたかしら」と
成長を見るのも楽しみのひとつ。
まるで小さな植物を育てているような感覚です。
5. 育て終わったら「ありがとう」と土へ返す
3回目の収穫が終わったら、根はもう十分に頑張ってくれました。
私は「ありがとう」と声をかけてから、庭の土に埋めたり、コンポストに入れたりして
土に返しています。
食べるだけではなく、育てる・再利用する・自然に戻す——そんなサイクルを感じられるのも
豆苗ならではの楽しみです。
まとめ:豆苗は小さな「育てる野菜」
豆苗はただの安い野菜ではなく、手軽に育てて何度も食べられる、エコで楽しい野菜です。
お水と少しの手間があれば、毎日の暮らしの中に「育てる楽しさ」と「食べる喜び」が
加わります。
今日のお話が、みなさんの台所のちょっとした楽しみになればうれしいです。
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