こんにちは。88歳の毎日を綴る「しあわせ歳時記」へようこそ。
今日は、私の食卓にもよく登場する「もやし」についてのお話です。安くて便利な食材ですが、「栄養はあるの?」「加熱したら栄養が逃げるの?」と気になることもありますよね。
今回は、もやしの栄養と加熱による変化、そしておいしく食べるコツについてまとめてみました。
もやしって、栄養あるの?
「もやし=安い=栄養が少ない」と思われがちですが、実はもやしにも体にうれしい栄養素が含まれています。
主な栄養成分
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ビタミンC:風邪予防や肌の健康に役立ちます
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葉酸:血をつくるのに大切な栄養素。特に高齢者に不足しがちです
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食物繊維:お腹の調子を整えてくれます
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カリウム:余分な塩分を体から出す働きがあります
これらの栄養素は、身体の調子を整えるのに欠かせないもの。お値段以上に、しっかり働いてくれるんですね。
加熱すると栄養が減るって本当?
結論から言うと、加熱によって一部の栄養素は減ってしまいます。特にビタミンCは水や熱に弱く、ゆでると半分近く減ってしまうことも。
でも、加熱しないと食べにくいですし、殺菌のためにも火を通すことは大切。
そこで、栄養をなるべく逃がさない調理方法がポイントになります。
栄養を逃がさない加熱の工夫
以下の方法を意識するだけで、栄養の減少をおさえることができます。
① さっと短時間で加熱
ビタミンCは熱に弱いので、加熱はできるだけ短く。
炒め物なら強火で1〜2分、電子レンジなら600Wで1分半くらいが目安です。
② 茹でずに「蒸す」または「レンジ調理」
お湯でゆでると水にビタミンが流れ出てしまいます。
なるべく水を使わない蒸し料理やレンジ加熱がおすすめです。
耐熱皿に入れてふんわりラップ、レンジで加熱すればOK。
③ 汁ごと食べる
スープや味噌汁に入れるなら、煮汁ごといただける料理にすると栄養も逃しません。
私はよく、もやしと卵のお味噌汁を作ります。やさしい味で体もあたたまります。
高齢者にもうれしい、もやしの魅力
高齢になると、食欲が落ちたり、歯ごたえのある食材が食べにくくなることがあります。
そんなとき、やわらかく調理しやすいもやしはとても助かる食材です。
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食感がやわらかく、のどごしがよい
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味があっさりしていて、どんな料理にも合う
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お財布にもやさしく、毎日使える
炒め物、和え物、スープなど、いろんな使い方ができて、食卓のバリエーションが広がりますね。
私のお気に入り!簡単「もやしとツナのレンジ蒸し」
最後に、私がよく作るもやし料理を一つご紹介します。
材料(2人分)
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もやし……1袋
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ツナ缶(油ごと)……1缶
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醤油……小さじ1
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酢……小さじ1(お好みで)
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ごま……少々
作り方
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耐熱ボウルにもやしを入れ、ツナをのせる
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醤油と酢をかけ、ラップをふんわりかける
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電子レンジ600Wで2分加熱
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ごまをふって、ざっくり混ぜたらできあがり!
さっぱり味で夏にもぴったり。冷蔵庫で冷やしてもおいしいですよ。
さいごに
もやしは安くて手軽、それでいて体にやさしい食材です。
加熱の工夫をすることで、栄養を無駄なくとることができます。
「手軽で栄養がとれる」そんな食材が一つあると、毎日の食事づくりも少し楽になりますね。
これからも、年齢を重ねてもおいしく、健康に暮らしていけたらと思います。
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